●「読売新聞」6月21日(夕刊)より
時事ドットコムニュース
ブロック塀、安全確保に全力=大阪被災地に交付税前倒し-安倍首相
安倍晋三首相は21日、大阪北部地震で大きな被害を受けた大阪府高槻、茨木両市を視察した。ブロック塀倒壊で女児が犠牲となった高槻市立寿栄小学校で献花。この後、記者団に「二度と悲惨な出来事を起こしてはならない。全国のブロック塀の緊急点検を行い、学校の安全を確保していきたい」と強調した。また、被災自治体への財政支援として、普通交付税を前倒しで支給する方針を表明した。
首相は寿栄小のブロック塀倒壊現場の状況を確認するとともに、黙とうをささげて被害女児の冥福を祈った。記者団の取材に対し、「あと少しで安全な学校の敷地内に入れるという場所での悲しい出来事だった。ご遺族のお気持ちを思うと言葉もない」と語った。
首相は高槻市役所で、浜田剛史同市長、松井一郎大阪府知事らと面会し、被災自治体を強力に支援する意向を伝達。「全力で応急対応、復旧に当たれるよう、普通交付税の前倒しに向けた迅速な対応を含め必要な財政措置を取っていく」と記者団に説明した。
また、首相はガス供給が止まっている茨木市で、自衛隊が提供する仮設風呂を視察したほか、高槻市の避難所も訪れて被災者を激励した。(2018/06/21-16:13)
●「読売新聞」6月19日(朝刊)より
神妙に頭をたれた安倍首相だが、女児が亡くなったその日の夜は、赤坂で岸田と日本料理を食べている。
被害の全貌はわからず、電車に閉じ込められたままの人や自宅に帰れない人もあり、余震の怖れもあり、人々が不安と恐怖にある中でだ。
そんなことは気にも留めず、予定通り会食をする。人の命や気持ちをないがしろにした振る舞いと言わざるを得ない。
それは、誇張でも独断でもない。その証拠に20日もやっている。
午後7時、東京・銀座のステーキ店「かわむら」着。麻生太郎副総理兼財務相、自民党の二階幹事長、林幹雄幹事長代理、松本純国対委員長代理、甘利明元経済再生担当相、河村建夫衆院議員と会食。午後9時8分、同所発。
ポーズはするが、心はこもっていない。利用はするが、所詮他人事なのだ。