5月4日、伊丹の憲法集会も気になったが、「祝春一番」の惑に負けて服部緑地野外音楽堂に出かけた。晴れてはいるが、朝から北西の風が冷たく、「冬」を感じさせるような天気だったが、歩いて向かううちに身体があたたまってきた。会場に近づくにつれて、演奏音が徐々に大きく聞こえてきて、その気になっていく。
定刻(11時)に30分ほど遅れて着くと、8割がたは埋まっていた。
ラインナップは別掲のとおりで、目当ては、豊田勇造と中川五郎に木村充輝、谷川賢作。
勇造は、瀬永亀次郎を歌った「がじゅまる」もよかったが、やはりwith YUZOBANDの「大文字」は圧巻だった。
ライトが照らす 男のひたいは
汗と涙と あざけりで汚れ
あと20分のフィニッシュまでに
一発決めねばならない定め
男の背中で 大の字に山が燃える
男の手の中の 蜂鳥よブンブン飛べ
さあ もういっぺん さあ もういっぺん
火の消える前に
さあ もういっぺん さあ もういっぺん
火の消える前に
中川五郎は、人種差別に抗議した「ピーター・ノーマンを知っているかい?」。FBにはこうある。
1968年メキシコシティ・オリンピック、男子200メートル競走の銀メダリスト、オーストラリアのピーター・ノーマン。表彰台で拳を天高く突き上げるブラック・パワー・サリュートをしたアメリカの黒人アスリート、金メダリストのトミー・スミスと銅メダリストのジョン・カーロスをピーターも胸に人権を求めるバッジを付けて支持し、2006年に亡くなるまで母国オーストラリアからひどい仕打ちを受けました。2012年オーストラリア政府はピーターに死後謝罪をし、そして最新ニュースで、オーストラリアのオリンピック委員会は彼に名誉勲位を死後授与する決定をしました。ピーター・ノーマンのことを歌った「ピーター・ノーマンを知っているかい?」という歌をぼくは作り、最近のライブでいつも歌っています。みんなに聞いてほしいです。
ピアノの賢作のノリも抜群だった。
木村は、押尾コータロー&清水興とのジョイントで「君といつまでも」で登場。そして、圧倒的・個性的なパフォーマンスで「恋のバカンス」「お掃除おばちゃん」を。間には、ナオユキの「スタンダップコメディ」で腹を抱えた。