
松竹座「七月大歌舞伎」は片岡仁左衛門の鶴屋南北作「盟三五大切」。仁左衛門扮する薩摩源五兵衛(実は不破
数右衛門)は、仇討に加わるための百両を入れあげた芸者の小万と船頭の三五郎(小万の亭主)に騙し取られる。
怒りと恨みに取りつかれた源五兵衛は、復讐の殺人鬼と化し、二人の仲間を次々と斬り殺し、小万とその赤子も手にかける。阿修羅さながらの源五兵衛の冷酷無比・無慈悲・残虐ぶりには、ヒヤリとする冷気を感じるほどだ。
そして、この作品はあの「四谷怪談」の後日譚であり、「仮名手本忠臣蔵」の外伝でもあり、それらが物語の筋に巧みに盛り込まれている。最初は、つながりのないと思われる登場人物たちも、舞台の進展につれ、徐々にその関係がめくるように明かされていく。謎解きにも似た趣向だ。

人を殺めた源五兵衛は、仇討に加わる資格はないと自害しようとするが、三五郎が死をもって罪をかぶり、迎えに来た浪士とともに発っていく。
最後は大団円となるが、テンポよく進む舞台は飽きさせず、ハラハラドキドキ、期待感を持たせる。千両役者・仁左衛門の魅力を存分に楽しめる。
●「読売新聞」7月10日(夕)
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