2005 部落問題は今、研究会
シリーズ「部落問題はどのように伝えられているか?」
その(3)インターネットの世界を通して考える
問題提起 田畑 重志 さん
(反差別ネットワーク人権研究会代表/三重県在住)
●と き 12月17日(土)午後2時~
●ところ 豊中人権まちづくりセンター2階
豊中市岡町北3-13-7(阪急宝塚線岡町駅西北7分)
●参加費 500円
――2003年4月から2004年3月までにインターネット上で確認された差別事象は347件で、うち「2ちゃんねる」や「megabbs」などの大型掲示板での差別書き込みが223件、部落地名リスト専門の掲示板が100件などとなっています。インターネットで起こる問題はまさに社会の鏡ともいえます。見えにくくなったといわれる差別や人間の中の差別意識が、ネット利用者が増えれば増えるほど映し出されてきます。実生活を含めて私たちの意識の中に社会的弱者をいじめることで鬱憤を晴らそうという気持ちはないでしょうか。また、差別の実状を知らない、正しい知識を得ていない、偏見を子どもの頃に刷り込まれているということもこれらの問題につながっています。単なる心の問題や個人の意識として考えるのは間違っており、社会的な問題として認識して教育なり啓発を進めていかなければなりません。――と田畑さんは話しています。公然とした部落差別は影を潜めた一方で、インターネットの世界では“野放図”ともいえる状況があります。田畑さんとともに考えてみたいと思います。
主催/問合せ とよなか人権文化まちづくり協会
豊中市岡町北3-13-7(事務局:佐々木・酒井)
TEL 06(6841)5300 FAX 06(6841)6655
Eメール jinken@tcct.zaq.ne.jp
ホームページ http://www.tcct.zaq.ne.jp/jinken/