どうしてもつぶさないと気が済まないようだ。ここまでやるのかと思うほどの執拗さだ。博物館の「見解」にあるように、土地はもともと住民が寄贈したものだ。また、建設にあたってもたくさんの人々からカンパが寄せられている。大阪市は、こうした経緯を一切無視し、市の方針を押し通そうとしている。独裁的、官僚的な対応と言わねばならない。博物館は誰のものかということをきちんとふまえれば、こんなことはできないはずだ。カジノには異常な熱意を燃やす一方で、人権を切り捨てる橋下市政。間違いはあきらかだ。
●「読売新聞」(7月7日)より
●人権博物館の見解