●読売新聞夕刊(10月9日)
恐れていたことが、やはり起きた。汚染水漏れと被曝。詳細はまだ不明だが、もはや、彼らには任せておけない。人の命よりも大切なものはないはずなのに、東電ではそうではないようだ。彼らに事態をコントロールする力はない。さりとて、国が出て行けばいいというものでもあるまい。叡智と衆智をあつめるべきだろう。
「福島原発行動隊」というのがある。リタイアーしたシニアのエンジニアの集団で、身を挺して福島の事故収束に当たりたいと言っている。しかし、東電も政府も彼らを拒み続けている。藁にもすがりたい、猫の手も借りたい状況であるのは明らかだが、彼らを現場に入れたくないのだろう。原発事故の真相が明らかになるのを恐れているのかもしれない。
12月4日、その「原発行動隊」が豊中に来る。ぜひ、話を聞いてほしい。