第1講は、部落差別がなぜ生き続け、今なお存在するのかについて、近代史を紐解きながら黒川さんみどりさんに、丁寧に解説していただきました。2時間、濃密な内容でしたが、久々に「勉強」したなあという気分に浸りました。
第2講は、部落解放運動90年の歩みの到達点について、藤田敬一さんに個人的な体験と思索を織り交ぜながら、赤裸々かつ刺激的な問題提起をしていただきました。部落問題に関わる人々それぞれが持つ葛藤と戸惑いの淵に光が当たったように思います。
さて、いよいよ最終講です。あまり知ることの機会のない、豊中の部落とその運動と人物について溝口正美さんに語っていただきます。これまた、新らしい出会いと発見につながるはずです。ご来場をお待ちします。