今朝(27日)の読売の朝刊「論点」に掲載されたものだ。HRWと言えば、世界的な人権機関というイメージがあるが、その日本代表が安倍ちゃんを人権外交の旗手と持ち上げている。いささかどころか、大いに違和感を覚える。一体、彼がこれまで「人権」に関してどんな仕事をしてきただろうか。それを想起するだけで結論は出る。
北朝鮮の「人道に対する罪」調査委員会の設立を評価しているが、拉致問題こそが真意であることは明白で、心底から北朝鮮の人権状況の改善に動く気などないと見るべきだろう。演説も取り上げているが、それなら国内における人権問題に対する取り組みはどうなのかと問いたい。もう底は割れていると言っていい。
それでも持ち上げるのは、それによって少しでもましな方向に安倍ちゃんがいくことを望んでのことなのかもしれないが、そんな軟な相手ではないだろう。
HRWが提灯持ちするのは、何らかの理由があってのことだと推測するが、自らを貶めることにならねばいいがと思う。