1.狭山最新情報を読む
「解放新聞」第2228号(7月25日付)に「狭山」関連の記事がいくつか掲載されています。
(1)7月3日の弁護団会議では第3次再審の申立を来春にしたこと
(2)弁護団に新たに2名(小島好己、山本志都)加わったこと
(3)7月7日の「再審を求める実行委員会」では、HPのたちあげ、統一リボンの着用などが決められたこと
(4)10月29日に徹底討論を、30日に現地研修を狭山現地でもつこと
いずれもこれからの狭山闘争の行方にとって大きな意味合いを持つもので、多くの人たちが関心を寄せる事柄です。しかし、私はこの記事を読みながら、居心地の悪さを覚えました。
まず、第3次再審の申立は、特別抗告が棄却されてすぐに、今秋にとの方針が出されていました。それが、「新証拠や申立書を十分時間をかけて作成するために」との理由付きとはいえ、来春に先送りになりました。誤解を恐れずに言えば、そもそも今秋になどという方針自体、あり得ないと私自身は思っていました。ここは少し時間をかけてでも、インパクトのある内容での申立をすべきだと。結果的にはそれでよかったのですが、朝令暮改とまでは言いませんが、もう少し慎重さや冷徹さを求めたいと思います。
また、弁護団は5人ふえたわけですが、いきさつやどんな人なのか彼らのプロフィールはわかりません(辻さんは6.24集会であいさつがありましたが)。「解放新聞」に全てを求めることはできませんが、少なくともコメントぐらいはほしいです。
さらに、「再審を求める実行委員会」の動きが報告されていますが、10月に討論集会・現地研修をするということは、「10.31」をこれにあてるということなのでしょう。「5.24」を機に、運動の主体は「実行委員会」に移っているのだから、そこがイニシヤをとることになるのでしょうが、7月7日の会議にどんなメンバーが集まり、どんな議論が交わされ、そうした提起になったのかが全くわかりません。そして、年2回行ってきた「住民の会交流会」のことが全く出てきません。ひょっとしたら、これも10.29~30に飲み込まれてしまうことになったのでしょうか?ここでももう少しクリアーな説明がいるのではと思います。
2.「狭山の知」を集めて「意見広告運動」を!
私がこんな疑問をはさんでも(気にとめていただける方がいれば幸いです)、10月の方針は既に決定されているわけですから、粛々と実行されていくでしょう。そこで一つだけ提案したいと思います。それは「狭山・意見広告運動」です。すでにメルマガ「狭山の風」vol.173 2005/05/08で「10.31に向けて意見広告運動を展開できたら!」との提起がなされていますが、反響があったのか・なかったのか、その後のフォローがないのでわかりかねますが、「意見広告」については私もかねて考えていたことでもあり、大いに賛同するものです。42年におよぶ狭山闘争の「知の結集」として大きなとりくみになるはずです。そして、私の思いとしては、それを通じて「住民の会」および「個人」のネットワークをつくりたいということがあります。狭山を本当に「市民化」しようと思うのであれば、全国各地に散在する「狭山人(さやまびと)」とつながり、掘り起こすことが不可欠です。「意見広告運動」はそのための格好のツールだと思う次第です。