12日、衆議院文部科学委員会で高校授業料の実質無償化法案が可決されたが、政府は4月段階では朝鮮学校を対象から除外する方針を固めた。朝鮮学校を含む外国人学校に関しては、無償化法案の成立後、文部科学省に有識者による第三者機関を設置して、教育内容が日本の高校に準じているかどうかを審査した上で、除外の適否を判断することとしたと、「時事通信」は報じている。
個人的には、民主党も鳩山政権も好むところではないが、自民党や公明党、共産党よりははるかにましだからと思ってきた。お金の問題でつまづいても、マニフェストを修正しても、支持率が下がっても、大目にみることはできた。
しかし、あろうことかかくもあからさまに、公然と差別をして恥じない厚顔無恥ぶりを見せ付けられては、我慢にも限度があるというものだ。「友愛」だの「命」だの、数々の宇宙人語録もそれなりの個性だと割り切って、楽しむ心で接してもきたが、朝鮮学校はずしはいかなる論法をもってしても首肯されるべきものではない。
化けの皮がはがれ、差別根性が丸出しになっていることにも、おそらく気がついていないのだろう。その姿を鏡に映してみれば、卒倒するに違いない。人として言ってはならないことを言い、やってはならないことをやるならば、もうおしまいだ。
小泉や安倍、福田、麻生などとは違って、人としてもう少しマシだろうと思っていたが、底割れするのは、あまりに早い。もはやこれまでだ。