2010年度一般運動方針の第1次草案が掲載された「解放新聞」(第2455号/2月1日付け)が届いた。3月3~4日に開催される第67回大会に向けたもので、「人権・平和・環境を基軸にした政治の実現に向けて参議院選挙闘争に勝利し、部落解放運動の前進をかちとろう!」とのメイン・スローガンが掲げられている。
まだコメントできるほどに読み込んではいないが、取り急ぎ、一点だけ記しておきたい。参議院選挙(第2期松岡選挙)がメインになることは予想どおりだが、ページをくりながら「あれっ」と思ったことがあり、思わず昨年の同じ時期の解放新聞を確認したら、やはり「あれっ」は当たっていた。「第Ⅱ部 課題別方針」の項に「狭山」がないのだ。昨年は二番目に「狭山再審闘争のとりくみを強化しよう」とある。
全体的にスリムになっているからということ、あるいは、第Ⅰ部の二「基本課題」の「2 2010年度の3大重点課題」の3つ目で書いているからということもあるかもしれないが、その書きぶりはあまりに淡泊かつ素っ気なく、方針提起にはなっていません。
狭山の歴史を書き換える可能性が目の前にあるまさに今、どうしたことかと思うのは私だけだろうか?
※全体をチェックすると、ところどころ文章が割愛されているようだ。狭山の項も③から始まっている。ひょっとしたら、「課題別方針」の元にはあるのかも?しかし、何がどう割愛されているかはわからない。