映画「ひまわり」は、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンの主演で、日本での公開は1970年9月。
貧しいジョバンナとアントニオは海岸で出会い、すぐに恋に落ち、挙式をあげる。しかし、そこへ第二次世界大戦が始まってしまう。アントニオは狂人を装い、徴兵から免れようとするも失敗。戦争へと駆り出されてしまう。
終戦後、ジョバンナはアントニオを待ち続け、同じ部隊にいたという男を見つける。男の話によると、アントニオはソ連の極寒の雪原で倒れたが、そこを誰かに助けられたという。ジョバンナは、愛するアントニオの生存を確認するため、ソ連へと足を運ぶ。
ジョバンナはソ連に着き、アントニオの写真を見せて回っていると、一軒の家を紹介される。その家を訪れると、幸せそうな妻子の姿があった。真実を知り傷心したジョバンナは、そのままイタリアへの帰国を決める。駅で汽車を待っていると、アントニオが現れる。ジョバンナは何も言わずに汽車に飛び乗り、涙を流し去って行く。後日、アントニオは考えた末、もう一度ジョバンナに会うためイタリアへと向かう。
主演二人もいいが、清楚で可憐なリュドミラ・サベーリエワが印象的だった。