12月20日、ゴトリ~第五中学校「人権フェスタ『ひまわり』」を観て~
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ゴトリ
ゴトリ
わたしには聞こえた
12月9日
豊中市立第五中学校体育館
人権フェスタ「ひまわり」
300人あまりの眼が注がれる舞台では
3年生が「夢灯り・桜坂」を熱演
中学を卒業して10年
25才になったなかまの
悲喜こもごもの物語
ゴトリ
わたしには聞こえた
どこで生まれたとか、どこで育ったとかで
人が人を差別していく、部落差別はあるの?
生徒たちはまっすぐに問い
その答えを「夢灯り・桜坂」に託した
共に答え探しをした大人たちも
改めて部落差別とは何かを自問し
呪縛を解き放つ術を探し求めた
12月9日
豊中市立第五中学校体育館
芝居の幕があがった
緊張が走る一瞬を超えるや
輝き躍動する生徒たちの姿があった
演者もスタッフも一つになった
生徒たちと大人たちの思いの重なり合いがあった
ゴトリ
わたしには聞こえた
水を打ったような会場
幾百もの瞳が舞台に集中する
生徒たちの身体をくぐった台詞が
活きた言葉となって紡ぎ出される
部落問題と結婚差別を前にして
揺れる二人と包み込むなかま
一人ではない
共に歩くわたしが、ぼくがいる
答え探しは続く
ゴトリ
わたしには聞こえた
幕が降り
感動の波と賞賛の渦が会場をつつんだ
うるんだ瞳、つまる胸
拍手、また拍手
12月9日
豊中市立第五中学校体育館
部落問題学習の新しい1ページが記された
ゴトリ
わたしには聞こえた
歴史の歯車が動く音が
by sayamaziken
| 2006-12-20 21:43
| 2006年12月
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