更新が滞っています。30日の要請行動のレポートの原稿はとっくにできているのだが、打ち込む時間がないので、ズルズル先延ばしになっている。一言でいうと、高裁も高検も「想定内」の結果で、目新しいことはなかった。
ただ、検察官が要請団体と初めて会ったという事実をつくったことの意味はあると思う。彼が当日のやりとりをどのように受け止め、今後に活かすかは知る由もないが、新しい局面が開ける可能性が出てきたとも言える。
検察官との面談を求めてはきたが、実現の可能性はとてつもなく低いと考えていた。それを現実のものにしたわけだから、「なせばなる」という言葉は本当だと思う。ぜひ、みなさんもその意気でアプローチしていただきたい。
心と頭を占めているのは、やはり「飛鳥会」事件だ。昨日(2日)は朝日が社説で取り上げ、今日(3日)は大阪市が学校職員などの加配廃止を打ち出したことが報じられた。大阪市はなりもふりもかまわず、これまでの政策との整合性もおかまいなしに、「同和」切り捨てに打って出たようだ。その節操のなさ、自己保身ぶりは目に余る。
ここ豊中でもそうだが、「事件」と大々的な報道によって少なからぬ人が心を痛め、傷ついている。同じ大阪で、いわば目と鼻の先でおきた「事件」ではあるが、どのような経緯・事情があったのは知る由もない。その意味ではあずかり知らぬことで、どうしようもないことなのだが、「部落」や「同和」というキーワードではひとつながりであると見られるのは避けがたい。
そして、言い訳めいたことをすればするほどに、色眼鏡の度合いが増していき、にっちもさっちもいかなくなり、出口が見つからなくなる。本当に口惜しい。