8日にトップで報道された「飛鳥会」事件は、この1週間、トップ記事での続報が続いている。今日は、ワールドカップのメンバー発表があってはずれたが。私が見ているのは毎日新聞の大阪本社版だから、全国的なことはわからないが、それにしてもようやると感心する。
いろんな事情があるのだろうが、教育基本法の改悪や国民投票法案に共謀罪の新設など、私たちの行く末に決定的な影響をおよぼす法案が重大な局面にあるというのに、ほとんど顧みられていないありさまだ。
犯罪は犯罪として、断罪されるべきことは言うまでもないが、ここまでくると、下司の勘ぐりをしたくなるのも無理はない。
ところで、「飛鳥会」事件については、解放同盟大阪府連が近く「見解」を出すようだ。私にとっても他人事ではないので、支部として私たちの考えを明らかにする予定だ。いずれにしても、ことはK容疑者や飛鳥会や飛鳥支部、大阪府連のみの問題ではない。解放運動に関わる全ての者にとって、深刻な問題をつきつけている。
信頼や信用は一朝一夕にはかちとれないが、それをなくすのはあっという間だ。失われたものは余りにも大きく、それを取り戻すには数倍、数十倍のエネルギーが必要だ。考えただけでも疲れがたまる。