部落解放同盟
全国大会、大阪で開幕
毎日新聞2017年3月3日 西部朝刊
部落解放同盟の第74回全国大会が2日、大阪市内で始まり、人権侵害を救済する制度の早期確立などを目指す2017年度運動方針案について討議した。約550人が参加した。
組坂繁之委員長は冒頭のあいさつで、昨年12月に成立した部落差別解消推進法に触れ「法律を活用し、国や自治体が実態調査することなしに差別解消はない」と訴えた。
運動方針案には、狭山事件で無期懲役が確定し、その後仮釈放された石川一雄さんの再審無罪を勝ち取るため、全証拠開示を要求することや、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設反対運動への連帯、東京電力福島第1原発事故で福島県外に避難した人々に対する差別をなくすための取り組みも盛り込んだ。
大会は3日まで。
「日本経済新聞」
部落解放同盟が全国大会
部落解放同盟の第74回全国大会が2日、大阪市内で始まり、人権侵害を救済する制度の早期確立などを目指す2017年度運動方針案について討議した。約550人が参加した。〔共同〕
「西日本新聞」
部落解放同盟が全国大会 人権侵害の救済制度確立を
2017年03月02日 17時39分
部落解放同盟の第74回全国大会が2日、大阪市内で始まり、人権侵害を救済する制度の早期確立などを目指す2017年度運動方針案について討議した。約550人が参加した。
組坂繁之委員長は冒頭のあいさつで、昨年12月に成立した部落差別解消推進法に触れ「法律を活用し、国や自治体が実態調査することなしに差別解消はない」と訴えた。
運動方針案には、狭山事件で無期懲役が確定し、その後仮釈放された石川一雄さんの再審無罪を勝ち取るため、全証拠開示を要求することや、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対運動への連帯なども盛り込んだ。
大会は3日まで。
差別のない社会の実現に尽力
公明新聞:2017年3月3日(金)
公明党同和対策等人権問題委員会の佐藤茂樹事務局長(衆院議員)は2日、大阪市内で開かれた部落解放同盟第74回全国大会に出席し、あいさつした。
佐藤氏は、昨年12月に成立、施行された「部落差別解消推進法」について、今もなお部落差別が存在している事実を同法に明記した上で、差別のない社会の実現を目的とすることなどが盛り込まれている点を強調。「差別撤廃に向けた運動を広く展開するための土台となるものだ」と同法成立の意義を改めて指摘し、「今後も差別のない社会の実現に尽力していく」と述べた。
部落解放同盟の全国大会が閉幕 「憲法破壊の策動許すな」
2017年03月03日 12時33分
部落解放同盟(組坂繁之委員長)の第74回全国大会の2日目の討議が3日、大阪市内で開かれ「憲法破壊の策動を許すことなく、『戦争法』廃止や沖縄の新基地建設強行反対などの闘いに全力で取り組む」との大会宣言が採択され、閉幕した。
宣言は「安倍政権の下で、格差や貧困の問題がますます深刻化している」と指摘。インターネット上に差別情報が氾濫していることから「人権侵害救済制度の創設を目指すことが急務」とした。
2日の全体会には約550人が参加。人権侵害を救済する制度の早期確立などを目指す2017年度の活動方針案が示され、討議が行われた。(共同)