共産・藤野政策委員長「防衛費は人を殺す予算」取り消し NHKでの発言「不適切」認める
産経新聞 6月26日(日)18時13分配信
共産党の藤野保史政策委員長が26日に出演したNHK番組で、防衛費について「人を殺すための予算」と発言したことについて、藤野氏は番組終了後、発言を「不適切」として取り消すコメントを出した。
藤野氏は番組で、防衛費が初めて5兆円を超えた平成28年度予算を念頭に「人を殺すための予算でなく、人を支えて育てる予算を優先させていくべきだ」と述べた。
これに対し、自民党の稲田朋美政調会長は「言い過ぎだ。(防衛費は)日本を守るためだ」と反論し、公明党の石田祝稔政調会長らが発言を撤回するよう勧めたが、藤野氏が番組中に応じることはなかった。
藤野氏はコメントで、「発言は、安保法制=戦争法と一体に海外派兵用の武器・装備が拡大していることを念頭においたものでしたが、テレビでの発言そのものはそうした限定をつけずに述べており、不適切であり、取り消します」と釈明した。
●何から何を守るの?災害派遣が自衛隊の本務なんて嘘でしょう。まさしく、一旦事あらば「人を殺す」武力集団にほかならない。内であれ、外であれ、その銃口は向けられていると解するのが当たり前だろう。したがって、防衛費=軍事費=人殺しはまっとうな認識だ。ぎゃあギャア言われて、それを引っ込めるなんて、ほんまに情けない。堂々と自説を開陳すればいいのだ。
自衛隊が何のために存在しているのか、きちんと考える絶好の機会でもあったのに、すごすごと引き下がってしまっては身も蓋もない。