●「読売新聞」(4月29日)朝刊より
やはり、奴らは露ほども反省していないし、痛みも感じていない。その本心には、朴さんと青木さんが「犯人」だという思い込みが根付いたままだ。「過ち」「誤り」を認めようとしないかたくなさ、これがやつらの本性でもある。捜査や逮捕・取調べ、起訴にいたる強制力を行使できる「特権」に胡坐をかき、唯我独尊・無謬神話を奉じているやつらに届く言葉はない。
お二人が無罪判決を勝ち取っても、失われたものは元には戻らない。それは何ものにも代えがたい宝でもある。しかし、それを奪った者はお咎めなしだ。やはり、冤罪加害者には刑事罰を課すことが不可欠だと強く思う。