36度を超える猛暑日となった東京。半端な暑さではないが、それをものともせず、午後2時からの国会包囲行動に続々と集まる人たち。その思いは、「戦争法案廃案」と「安倍政権打倒」だ。議事堂に通じる地下鉄改札口から人の列が続き、地上に上がると、さらに長い列。通行は完全に規制され、国会前まで行くのも一苦労。その間にも、歩道の端と空間は人で埋まり、前に行くしかない状態。
ようやく国会議事堂が見える交差点に到着するも、立ち止まることは許されず、「本部席」と思われる場所を通過し、さらに前に進み、やっと最後尾に到着。
マイクからは次々にアピールする人の声が響く。山口二郎さんだ。安倍政権批判のボルテージがあがる。とても激しく暑い。いいね!さらに、佐高信さん。公明党と創価学会の破廉恥ぶりを糾弾する。さすが舌鋒鋭いね。
発表では2万5千人とのこと。夕方のテレビを注目したが、NHKも民放でも報道がなかったようだ。軽飛行機の墜落事故が詳細に報じられたのとは対照的だ。これが日本のマスコミの現実なのだろうが、それにしても嘆かわしい。
明日からの参議院での審議の行方が、この国のありようと存在の仕方を左右する。今できることは今、明日できることは明日、それぞれがそれぞれにやりきるしかないと痛切に思った。