あと2週間ほど在任期間はあるが、河合裁判長の異動・交代が確定した。人事は向こうの手の内にあるから、如何ともし難いが、何とも割り切れない思いが残る。誰が新たな担当になっても、門野勧告以来の経緯が変わることはないだろうとの見立ては揺るがないだろうとは思う。2年余も在任した河合裁判長は、それなりの「仕事」をしたと言えるが、ここで交代するのなら、もう一歩踏み込んだ訴訟指揮をしてほしかったとも思う。それもこれも詮無いこと。後任がしっかり継承し、一刻も早く再審開始が実現するよう頑張りたい。
さて、問題の次の裁判長だが、人事異動を見る限り、単純に考えれば、甲府・地家裁所長から東京高裁部総括判事になった植村稔さんということになるだろう。もちろん、高裁内部での異動があるかもしれないが。ちなみに植村さんの経歴は以下のとおりだ。
最高裁事務総局の役職を歴任し、刑事局長まで務めているが、果たして、担当になるのかどうか?それにしてもただ者ではなさそうだ。