今朝(7日)の読売新聞を見てびっくりした。13面は、「東電OL事件」のDNA鑑定に関する記事で埋められていた。その見出しを拾うと、「最新鑑定『有罪』覆す」「DNA判別精度向上 『第三の男浮上」「試料劣化ならデータ不完全¥」「科学立証刑 事裁判の主役に」「細心の採取 増える保管量」とある。同日の毎日新聞では、これに関する記事はみあたらなかっただけに、読売の「突出」が際立った。
そして、この再審裁判は年内にも始まると報じられているが、担当するのは東京高裁第4刑事部、すなわち狭山事件と同じ小川正持裁判長である。この部には、陸山会事件の控訴審も係属しており、いやがうえにも注目があつまることになるが、狭山事件がそれらの狭間に埋もれないようにしなければと思う。