天候「異変」や事件、事故が相次いでいる。それらは予測がつきにくく、突然にやってくる。自分が気を付けていても、否応なしに降りかかり、防ぎようがないケースもある。人間も自然の一部である以上、その「異変」は人間にも伝播するのかもしれない。しかし、被害や犠牲に遭った人はたまったものではない。神経を研ぎ澄まし、警戒を怠らないことしかない。
私の身近では、幸いなことにそういったことは聞かないが、親しい人の家族が亡くなったり、突然の病気で倒れるといったことが続いている。どちらも60才前後で、まだまだという年だ。残された人のこれからが心配になるが、幸いなことに、目の前には大きな仕事も控えており、当面はそこに気持ちを集中できそうだ。折れることなく、さらなる活躍を期待したい。
倒れた人は、日頃はそれこそ元気のかたまりのような人で、会えば、エネルギッシュなしゃべりに圧倒されていたが、仕事の途中で突然の「脳出血」に襲われた。意識不明のまま、救急搬送された病院で手術を受け、集中治療室で看護されていたが、2日目の午後、目をあけた。看護していたつれあいのことが「わかった」とのことだ。そして、3日目には一般病棟に移り、看護師に名前を尋ねられ、英語で答えたそうだ。さすがだよ。リハビリも始まったとのことっだが、生命力の強さにかけてはピカイチだから、きっと見事な回復ぶりを示してくれるはずだ。
当たり前だが、危機は突然で避けがたいところがある。「あんなに元気だったのに、信じられない」ことが起こるのが、生身の人間につきものであることを改めて思う。年齢や状態に関わりなく、人は一度や二度はそうした事態に出会うものでもある。そうとは認識しつつも、日頃はそんなことはトント忘れ去り、身体が発するシグナルにも無頓着なままに過ごすのが凡人でもある。だからこそ、平穏にくらしを紡いでいけるのかもしれない。
まだまだ、状態は不安定なので、お見舞いはしばらく自粛願います。