12日付けの解放新聞は、8回目の三者協議(今月下旬に予定)に向けた東京高裁前での情宣活動を報じているが、その中で「前回の三者協議で検察庁は、新任検察官との引き継ぎの不徹底さを見せつけた。これまでの経過を無視して、とふり出しに戻るような安易な姿勢を見せ、小川裁判長がを求める一幕もあった」と書いている。
やはり、そんなやりとりがあったのだ。東京高検の担当検察官はコロコロ替わっているから、とてもまともな対応は期待できないことは想像がつく。だから、「引き継ぎの不徹底」ではなくて、起こるべくして起こった事態・発言・対応であり、むしろ、「引き継ぎ」を口実に、ノラリクラリしてかわそうとするつもりなのだろう。姑息な意図が透けて見える。
私が、7月12日の要請行動時に確認した担当検察官は、「廣瀬公治」さんだったから、その発言をしたのは彼だろう。そして、その彼もいつまで「担当」を務めるのかわからない。ある日突然、予告なしに替わるから、後先、考えた振る舞いなど期待できないし、言いたい放題になる。
それにしても、『開示の必要はない』などとふざけたことを三者協議の場で言い放つ神経はどうだ。傲慢不遜を越えて、なめきった、上から目線の言動ではないか。『経緯をふまえて再考』など、甘い対応ではなく、証拠隠しを公然と言い放って恥じない検察官には、厳しい対応をすべきだろう。