どうなることかと固唾を呑んで待ったが、夕方になってもどこからも知らせはなく、ニュース速報も流れない。ひょっとしたら・・・なんて嫌な想像が頭をもたげる。いやいや、そんなはずはないと、すぐに打ち消す。あれこれ思い描いても仕方がない。朗報は寝て待つしかあるまい。
会議の途中でbinさんから電話で、36点開示、録音テープも、ルミノール反応検査報告書はな・・・とのこと。36点という数にびっくり!勧告された8点をはるかにこえるものを出してきたのはなぜ?は、かたくななまでのこれまでの対応とは明らかに違う。そこに狭山事件の今後を暗示するかのような検察の、裁判所の意向があるようにも思える。
もちろん、手放しではよろこべないだろうし、楽観は禁物だ。まだ、証拠開示があっただけで、本丸である再審開始決定~無罪への道はこれからだ。しかし、これだけの証拠の開示の意味は大きな一歩であることに違いはない。ようやく「狭山」に光があたり、隠されてきた真実が明るみに出されるときが来たことをまずは、喜びたい。